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公園や庭園での七五三撮影のメリット・デメリットについて - 清澄庭園でのロケーション撮影



清澄庭園での七五三撮影

七五三の元々の意味は、地元の神社さんに訪問して、氏神様へお子さんの成長の報告と、これからも健やかに育ってくれるようにご祈願を行うという儀式でした。


そこから派生して、せっかくこの日だけの着物を着るのだから、晴れ姿をプロカメラマンにも撮って貰おう。 


そんなご依頼が始まったのが、私が東京で写真事務所を始めた15年前でした。


最近では神社へのお参りに同行しての撮影ではなく、公園や日本庭園、和の邸宅で写真を残してほしい、そんなご依頼も増えてきました。



そうなると七五三の本来の意味とはずれては来ますが、ご依頼を頂くご家族の皆さんにも色々な理由をお持ちだったりします。


お聞きした理由をいくつかご紹介しますと、


・宗教的な理由で神社にはいけない(キリスト教の方など)

・地元の神社は持ち込みカメラマンを禁止しているので、別途に写真だけ残したい

・氏神様の神社は小さいので多分絵にならない

・お詣りと写真撮影は分けておきたい


などなどがあるみたいです。



今回のブログでは公園や庭園で七五三撮影を撮る事による利点と欠点、どういう方へオススメか、公園などで撮る場合、どこの場所が良いか、についてご紹介させていただきます。




公園や庭園で七五三写真を残す事での利点・メリット

東京都の庭園で七五三撮影を撮る

神社と比べて公園は比較的空いている


最初に挙げる公園での撮影のメリットは、神社と比べて比較的人が少ない事ですね。10月〜11月の週末に都内で一番人気の神社、明治神宮や赤坂日枝神社さんに訪れて見てください。 境内に所狭しと七五三のご家族と、結婚式の参列者さんで溢れかえっています。


日枝神社さんの本殿前の広場ですと、20組は七五三詣りのグループを見る事になるでしょう。


もちろん、桜のお花見シーズンは紅葉が綺麗な時期は公園なども混み合います。 ただ、撮影スポットを順番待ちする、ってほどまでにはなっていません。



パパとママは正装なじゃくても良い


神社に訪れる際の服装というのはコレと言って決まっている訳ではありませんが、正装、男性だとスーツ、などが好ましいと言われています。 でも、公園だったらその必用はありません。 お子さんは着物だけど、パパとママは普段着でも、ジャージでも何でもOKです(ただし、その姿が写真に残りますが)


ある意味、気楽に撮影に行くことが出来ます。

ただし、同時にお子さんにとって着物を着る理由付けが弱くはなります。詳しくはデメリットの欄で説明いたします。




清澄庭園での七五三撮影

季節の美しい風景で写真が残せる


これが実際、公園や庭園で七五三写真を撮りたい理由として一番多くのご家族が挙げられる事です。


桜や紅葉が名所としての神社は多数あります。

しかしながら、神社の建造物とブレンドして綺麗になるように木々が植えられている事が多いので、人物撮影の背景としては意外と写真を残しにくいケースがけっこうあります。

桜といっても神社の本殿の上に広がっていたり、神殿の裏庭が一番綺麗だったりで。


その点、緑自体が観賞用に作られた日本庭園や、木々がどこまでも広がっている公園は、自然と共に写真を残すにはまさにうってつけの場所。


桜シーズンは紅葉はもちろん、上の写真のように新緑の時期も色鮮やかです。

(この写真は東京都江東区にある清澄庭園で撮りました)




撮影の自由度は神社と比べてかなり高い


ここ数年、神社でのプロカメラマンによる七五三の出張撮影が問題になりつつあります。 理由の一つは、神社さんにとって失礼なやり方で撮影しているケースが多いからです。


たとえば、

・境内でシャボン玉を使用する

・同じ場所を長時間占拠する

・大声でお子さんの気をひこうとする

・和傘など小道具などを使う事で他の参列者にぶつかったりする


などなどです。


そもそも神社は神様にご挨拶へ行く場所であるので、遊びに行く場所ではないので、当然のことですね。


それと比べると、公園であれば走り回っても、シャボン玉を使っても、基本的にはOK。


お弁当を持っていって、途中でピクニック気分を味わう事も出来ます。





公園や庭園で七五三写真を撮る欠点・デメリット

清澄庭園での七五三撮影

公園などで七五三撮影を撮る事、まるでとっても素敵そうですね。


でももちろん、デメリットも沢山あります。

ここからは余り良く無いと思われる理由について、いくつかご紹介させていただきます。



神社と比べて広すぎる事が大変、仇になる


明治神宮など一部を除いて、多くの神社さんの境内は比較的コンパクトに全てがまとまっています。 それと比べて公園や庭園は広い。 


例えば、桜撮影としても人気の、世田谷区にある砧公園。

ここは桜スポットまで行くには、駐車場からで5分ほど、紅葉が綺麗なスポットに至っては10分はかかります。


普段着であればそれほど問題ありませんが、慣れていない着物です。 疲れは倍増します。


ようやく紅葉スポットにたどり着いた時には、「着物はもう脱ぎたい!」って言われちゃう可能性もあります。



また、走り回る事が好きなお子さんにとっては、ひたすら止まる事を知らない状態になる事も。 ご家族4人での記念写真が撮れるまで、15分くらい公園で追いかけっこになったケースもありました。


写真で紹介している清澄庭園も、風景は綺麗ですが、通路の多くが石畳で、アップダウンも多いので、草履で歩くにはけっこう酷なスポットでした。





着物を着る理由付けが難しくなる


七五三の記念写真といえばやっぱり和装ですよね。でも始めて着物体験となる3歳女の子や5歳男の子にとってはけっこうなチャレンジ。


とりあえず、なんかイヤ。面倒くさそうだから着たくない、そんな風に言われちゃう事、七五三のお支度風景でよく見かけます。



神社への七五三詣りの場合、


1.神様にご挨拶に行く

2.神様の家に訪問するには、正装(綺麗な服)、着物を着る必用がある

3.(女の子の場合)着物を着るのなら、お化粧も大人と同じ物にしたほうが良い

4.ちゃんとご挨拶出来たら、少しだけ願い事も叶えてくれるかも


という事を説明してあげると、3歳児でも理解して、納得して、素直にお着付けに協力してくれる事も多いです。



でも、公園に行くのであれば、その理由が使えません。


公園に行くの? じゃあ、いつものワンピースでいいやん! ってなっちゃいます。


撮影するほうとしても、普段着でも確かに良いかもねー、って思う所はありますw




で、公園や庭園での七五三撮影ってオススメする?

緑豊かな清澄庭園での七五三撮影

メリット・デメリットをご紹介させていただきましたが、実際どうなの? って思いますよね。


bozphoto & styles としては、特別な理由がなければ、やはり神社で七五三の写真を残される事をオススメはいたします。


でも、やっぱり公園で写真を残したいなと思われる方へ、いくつかのアドバイスもお伝えいたします。



1.草履を履いた写真は全体の一割あるか無いかと考えたほうが良い


神社ですと本殿前の広場など、ご家族全員での記念写真を撮る場所で草履を履いてもらい、あとはイヤといわれるまでは履いてもらっています。 移動距離が少ないので、意外と一時間ずっと履いてくれる事も。


でも公園は撮影スポットが点在しているので、いつギブアップしちゃうか分かりません。 草履で撮る場所をあらかじめ決めておいて、多分そこでしか草履写真は残せない、位の気持ちでいた方が良いです。



2.遊具からは遠ざけたコースで撮影する


普段から訪れている公園だと、例え着物を着ているとしても、滑り台に行きたい! とアピールされちゃいます。 着物で滑り台、もちろんNGです。


でも、目に入ったが最後、そこにたどり着けるまで他には行かない、ってなる事も。 


誘惑は目線に入れないようにしておきましょう♪





東京都の公園で七五三撮影を撮る

3.神社でのお参り + 公園でちょっと撮影のコースがオススメ


公園や庭園で写真を残されたい方へのオススメは、両方を少しずつ撮るコースです。


私のお客様で良く頂くのが、武蔵野八幡宮さんでお参りして、井の頭公園で後半に撮る流れです。


武蔵野八幡宮は吉祥寺の街中にある比較的境内が小さな神社さん。小さい分歩く距離が短いので、お子さんが疲れる前にラウンド2の撮影場所に移動する事が出来ます。


両方の美味しいとこ取りのコースでご希望の際は、撮影時間、当日の流れについても詳しくご相談させていただきます♪



清澄庭園での七五三撮影について

緑豊かな清澄庭園での七五三撮影

さて、ここで今回写真をご紹介している、清澄庭園での撮影について少しご紹介させていただきます。


東京都江東区にある回遊式の日本庭園で、東京都にある美しい日本庭園6選の一つに挙げる場所です。


大きな特徴の一つが庭園内に並べられた多数の石。

三菱財閥の創設者である岩崎彌太郎氏は大の石好き。

全国各地から集めた様々や色や形、質感の石を展示したくて、この庭園を作られたそうです。



撮影のご依頼を頂いたのは、この公園から徒歩圏内にお住まいのご家族。 保育園の遠足などでも訪れる機会が多くて、家族にとっても一番なじみ深いという事で、七五三記念としてこの場所を選ばれました。



七五三撮影での撮影許可について


七五三の記念写真の場合、事前にご家族のほうからお申し込みをしていただければ、入場料金をお支払頂くだけで庭園内での撮影許可を頂けます。


ただし、いくつかの条件があり、


・ヘアメイクなどのアシスタントはついて来れない

・和傘やその他の小物に使用は不可

・他の訪問客の邪魔にならないように、通路を占拠しての撮影は禁止


などの承諾書への署名が必用となります。


素敵な撮影スポットは沢山ありますが、その分週末はとても混み合っています。

外国人観光客もけっこう訪れるスポットになっているらしく、グループでの見学者も見かけました。通路も比較的狭いので、他の方がやってくる度に道を譲ってあげる必用があります。


なるべく早めの時間、9時頃か夕方頃、もしくは平日での撮影がオススメかなと思いました。


もし室内での写真もご希望でしたら、園内にある茶室を貸し切ることも出来ます。ご興味があれば、お申し込みしてみてください♪





緑豊かな清澄庭園での七五三撮影

清澄庭園では和装を始め、小物を使用する事は禁止されています。


ですので、お隣にある清澄公園に移動して、最後に和傘での撮影もさせていただきました。




緑豊かな清澄庭園での七五三撮影

公園や庭園での撮影許可について


神社で七五三詣りの出張撮影をさせて頂く際、事前に社務所のほうにプロカメラマンによる同行撮影が可能か、ご確認をいただいております。


同じように、公園や日本庭園で撮影をする場合でも、基本的には撮影許可が必用となります。


東京都内の庭園のほとんどは入場料さえ支払えば撮影がOKな場合が多いですが、神奈川県の場合、事前の許可申請や、5000円〜数万円の申請料金を支払う必用がある場所もあります。


撮影についてのご確認やお手続きに関しては、お客様のほうで行っていただきます。 


私達のほうでの手続きも可能ですが、その際には代行手数料が発生しますので、ご了承ください。




緑豊かな清澄庭園での七五三撮影





 

七五三撮影について

bozphoto & styles の七五三撮影


お子さんの成長を祝う七五三。ちょっと緊張気味なお子さん、温かく見守るご両親。遠くから駆けつけてくれたご祖父母達。その日の沢山の瞬間を自然な形で写真に残す事。それが私達の七五三撮影です。10年後、20年後その写真はきっと大切な宝物になると思います♪


七五三撮影プランは...


  • 雨天などの延期は当日の朝まで無料

  • 撮影した250枚〜写真データ納品

  • データは何度でもパソコンかスマホからダウンロード可能

  • 枚数やポーズ数の制限なし

  • ご自宅でのお支度も承ります。

  • アルバムや写真パネルをご注文頂く際の割引きポイント付き


七五三撮影についての詳細は、ホームページも是非チェックをお願いします!







Bozphoto & styles のメンバー

bozphoto & styles はカメラマンの Tsutomu と、ヘアメイク/着付け師/etc を手がける妻のmakky、そしてシュナウザーの三人で運営している小さな写真事務所です。 吉祥寺を拠点に全国各地へ家族写真や結婚式の出張撮影を手がけています。


写真の基礎はアメリカ時代に培ってきた報道写真から。ドキュメンタリーな写真を得意としています。


詳しくはプロフィールページもチェックしてくださいね。

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