
東京で結婚式を挙げるとしたら表参道にある洒落なレストラン、もしくは都心の夜景も綺麗に見える高層ホテル、そんなイメージがありますよね。
一生に一度の結婚式だから、いつもと違う空間で過ごしてみたい。そんな夢を形にする結婚式も素敵です。 でも最近はもっと自分らしく、いつもの延長線上で、これからもずっと過ごすであろう大好きな地元で、いつものメンバーと一緒に時間を過ごしたい。
そんな形での結婚式を考える新郎新婦さんも増えてきました。
地元で全て完結する結婚式を
撮影のご依頼を頂いたのは、西荻窪に長年お住まいのカップル。
駅から10分ほどの、築50年以上となるアンティークな雰囲気も漂うマンションにお住まいです。
お二人のお住まいは、元々は花嫁さんのご祖父母が購入された場所。
そしてご両親に受け継がれて花嫁さんは幼年時代からこの家で過ごし、そして二人の同棲が始まる事になったのをきっかけにご両親がお引越。
3世代目の主として、新郎新婦さんが5年ほど前から住んでいる場所なのです。
お二人が住む事になったのをきっかけに古くなっていた部分を完全リノベーション。
ノスタルジーと、ちょっとモダンな感じが入り交じった、まさに西荻窪の街並みのようなお部屋です。
新郎新婦さんからは、地元で全て完結出来る結婚式をやりたいとのリクエスト。
そこで、プラニングは吉祥寺を拠点に、その周辺での結婚式を専門とされている、吉祥寺 de wedding 方々が担当して頂きました。
西荻窪のご自宅でお支度開始
いつも結婚式の撮影はお支度シーンの最初からスタートしている私達。
指輪や小物などを撮りつつ、新郎新婦さんのヘアメイクの様子なども写真に収めていきます。
プランナーさんが関わる結婚式ですが、神前式は井草八幡宮で、披露宴は上井草のイベントスペースで行うため、お支度中もお二人は友人や親戚の皆さんへの各地での指示などで忙しい感じでした。
お支度後、まずはお部屋での撮影から
お支度を終えたら、まずはご自宅のリビングでの記念写真。
お部屋の家具は Unico で揃えたそう。
ちょっと古めなマンションの雰囲気にフィットする物を探していたら、そのお店にたどり着いたとか。
Bozphoto & styles のアトリエにあるインテリアの多くも実は Unico さん。 気が合うねって事で話しが盛り上がっておりました。
ご自宅の屋上で西荻窪を一望しながらの撮影
お支度を終えて、まずはお二人のご希望でマンションに屋上に。
このブログの1枚目の写真も、この屋上で撮った写真。
なーんと西荻窪だけでなく、新宿のビル街まで見渡せる素晴らしい景色なのです。
中央線沿いは中野駅〜三鷹駅の間にタワマンほか、高層ビルがないので、6−7階だてのマンションでも絶景を楽しめます。
花火大会の時とかだけ特別に開放している屋上。 管理人さんに特別に頼んで、撮影のために屋上をちょっとの間、開放してもらいました♪
西荻窪駅周辺の繁華街で和装ロケ
まず最初に撮りにいったのは、ピンクの象がぶら下がっているので有名な、西荻南口仲通街。
昭和の中頃から取り残されたような感じのアーケードですが、意外にユニークなショップが多くて、若い人達にも人気エリアだそうです。
商店街の天井にぶら下がっているピンクの象が、この商店街のトレードマーク。「にしぞう」と地元では呼ばれているそうです。
この象が登場したのが 1977年で、壊れたり、色々とあり、いまあるのは3代目だそうです。お二人が住んでいるマンションも同じ50年前なので、同世代的なのが面白いと思い、写真を撮りたかったそうです。
そこからもっとディープな飲み屋街へ歩いて行きました。
新郎新婦さん行きつけのお店もいくつかあるこの横丁。
吉祥寺にある「ハモニカ横丁」や、浅草のホッピー横丁はメジャー間がありますが、それとは異なり、もっと地元に根付いた文化がある感じ。
夜になると焼き鳥の匂いが立ちこめてそうな小道を、白無垢で練り歩いてみました。
個人的にツボったのが、この「ハンサム食堂」
今度西荻に行くときは寄ってみたい場所です♪
井草八幡宮でのロケーションフォト
そして結婚式の舞台、井草八幡宮にやってきました。
武蔵野市や杉並区のお住まいの方にとっては七五三詣りで一番人気の神社さん。 でも、結婚式というのは中々珍しいですよね。
でも、ゆったりと結婚式を過ごされたい方にはとってもオススメ。
明治神宮や日枝神社さんのように、一日10件とかの結婚式が行われる場所ではなく、基本的に結婚式は一日一件だけなので、式が始まるまでは写真も撮りたいほうだい。 ゆったりと1時間かけて、ご友人の皆さんと一緒に記念写真を撮りました。
参加してくれたのは、新郎新婦が「イツメン」と呼んでいるメンバー。
高校や大学からの付き合いで、いつも二人と飲みにいっている親友達の事だそう。いつものメンバーで「イツメン」なんか言い響きなので、これから私も使わせて頂きます!
控え室で過ごしたあと、結婚式がスタート
広々とした控え室で式の流れについて説明を聞いたり、親族紹介を終えて、いよいよ結婚式がスタートです。
井草八幡宮での結婚式は一日一件
ちなみに、井草八幡宮で結婚式が開催されるのは、時間が決まっています。
平日は11時〜15時の間で選べるそうですが、土日は15時からの限定だそうです。
夕日が綺麗になり始める時間帯ではありますので、綺麗な境内を練り歩くここでの結婚式としては、ちょうど良い時間帯ではありますね。
井草八幡宮の神殿内の様子
七五三詣りやお宮参りでは神殿内に入る事が出来ないので、神殿内に訪問するのは実は初めての経験。 ちょっと薄暗く、でも良い雰囲気があります。
井草八幡宮での結婚式をされる場合のお支度について
井草八幡宮には広々とした控え室は社務所内にありますが、お支度を行うための場所はありません。
そのため、お支度はご自宅だったり、別の場所を貸し切って行うことになります。
ご自宅などでの準備風景は、思い出の場所で写真も残せてオススメですが、もし難しい場合は、bozphoto & styles のアトリエにてお支度を行うことも可能です。
その他、当日の段取りについても、私達や、吉祥寺周辺での結婚式のプロフェッショナルで、今回全てを取り仕切って頂いた 吉祥寺 de WEDDINGさんと共に詳しいご相談もしております。
古民家カフェでの披露宴パーティー

さて、場所を移動して訪れたのは、上井草にあるイベントスペース、「おかっぱちゃんハウス」
敷地100坪、築70年の大きな古民家をリノベーションして作り上げた古民家カフェです。鎌倉や川越でしたらありそうな場所ですが、都心からそれほど遠くない石神井エリアでは珍しい、居心地の良い場所。
アットホーム的ゲストの方との距離が近く、お家でパーティーをしているような雰囲気を求めていた新郎新婦さんにはぴったりの場所でした。
ネコが大好きなお二人なので、料理にも猫ちゃんマークをちりばめたりと、こだわりどころ満載。
ウェルカムドリンクやデザートのクッキーやマカロンは、なんと新婦さんが手作りされた物でした。
おせちの黒豆が家族みんな大好きで、新婦おばあさまが、皆さまにふるまうため作ってきてくださいました。
披露宴の途中でお二人を連れ出して撮影タイム

披露宴が始まってから約1時間ほど。
夕日が沈んで空が一番綺麗になる、マジックアワーが始まりました。
その名の通り、多い美しい空になるのですが、タイムリミットはたった10分ほど。
お食事を楽しんでいる最中でしたが、お二人に説明して、ちょっとの間だけ玄関にまで来てもらいました。
ゆっくりと過ごせる披露宴だからこそ出来る醍醐味です♪

最後は、bozphoto & styles では定番となりつつあるw
「今日はお疲れ様でした!」のポーズで締めくくります。
お二人とも末永く、地元で幸せな毎日をお過ごしください。

最後までブログを読んで頂いてありがとうございます。
bozphoto & styles は結婚式当日やロケーションフォトを撮影している小さな写真事務所です。
ウェディングだけでなく、そこからお子さんが誕生して、ニューボーンフォトや家族での記念写真など、長いお付き合いをさせて頂いている沢山のお客様から支えられております。 もし撮影プランにご興味ありましたら、上のロゴをクリックして、ホームページをチェックしてくださいね。
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