こんにちは。
bozphoto & stylesの Tsutomu です。
東京・吉祥寺を拠点に全国各地へ七五三やお宮参り、そしてウェディングフォトの出張撮影を手がけている写真事務所です。
東京のウェディングフォト撮影で人気の場所として一番最初に挙げられるとしたら、東京駅と丸の内周辺のエリア。 週末の夕方、夜景が綺麗になる時間帯になると、丸ビルと新丸ビルの間、行政通りには最低、5－6組のウェディングドレスを見かけます。いや、5組だったら少ない方かも。
今回ご紹介するのは、結婚8周年の記念としてご依頼を頂いたご夫婦のウェディングフォト撮影からのエピソードです。
撮影には二人の可愛らしい娘さんと、両家ご両親も一緒に参加して頂いて、8人でのとっても賑やかで楽しい物になりました♪
関連のブログ記事で、なぜ東京駅でのウェディングフォトが人気なのか、少し書いていますので、合わせてご覧くださいね。
撮影は六本木のホテルでのお支度シーンからスタート
この日の撮影は、ご夫婦が前日から宿泊されていたホテルのお部屋からスタートしました。 上記しましたように、ご夫婦が結婚されたのは7年前。 可愛らしい二人の娘さんもその前後で誕生。 ドイツやフランス、シンガポールなど、海外を飛び回るお仕事をされているお二人なので、中々結婚式を行う機会もありませんでした。
そしてようやく二人同時にお仕事に一段落がついたのが去年の10月。 ちょうどパパのご両親もフランスから来てくれる長期休暇を取れる時期とも重なりました♪
せっかくの結婚記念という事で、娘さん達はママのご両親に預けて、夫婦でゆったりと前日は東京の夜景とディナーを楽しまれたご夫婦。
ホテルにはレイト・チェックアウトを頼んで、都心の絶景を楽しみながらのお支度開始となりました。
お子さん達へのお揃いの衣装とブーケもご用意
この日の為に娘さん達にはお揃いのミニ・ドレスもご用意。
娘さんが通われている学校の同級生でウェディング専門のフローリストをされている方がいて、今回の話をしてみたら快く親子分のブーケも作っていただきました。
色味はもちろん、娘さんのドレスのテーマカラーに合わせて♪
親子同時でのヘアメイクスタート
私達が訪れた際、ママは先にお支度を開始されていました。
ママ担当のスタイリストさんは、ブーケを作っていただいたフローリストさんかのご紹介。 私達 bozphoto & styles のスタッフは、娘さんのヘアメイクを担当させていただく事になりました。
私達が到着してからほどなくして、上のお姉ちゃんも学校を終えてホテルに到着。 一緒にお支度開始となりました。
二人姉妹なのでヘアスタイルはお揃いな感じをイメージ。
フローリストさんが花冠をご用意してくれてましたが、もう少し可愛らしさと華やかさも演出したくて、髪の毛にリボンと、金粉も折り曲げてみました。
お子さん用のお化粧品は全てオーガニックコスメを使用しています
そうそう、bozphoto & styles では3歳や7歳児の女の子も七五三撮影の際、ヘアメイクをさせていただく機会が多いのですが、小さなお子さん用には全て、オーガニックコスメ、化学物質未使用のお化粧品を使用しています。
せっかく元々肌つやの良い小さなお子さん。 デリケート肌の事も多いので、お子さん用には自然の物を使用させていただく事にいたしました。
口紅などはペロペロとなめちゃっても良い物なのです♪
オーガニックコスメはケミカル成分の入った物と比べて落ちやすいという欠点もありますが、その分撮影後の処理も楽ちん。 洗面所でお顔を洗うだけでOKです。
娘さん達の可愛らしくて、賑やかなお支度シーンを撮影していると、主役のママの事を忘れてしまいそうでした。
この日はママとは呼ばず、新婦さんと呼ぶべきかな？って声をかけてみたら、それは恥ずかしすぎるからヤメテ！ との言葉を頂きましたｗ
娘さんのヘアメイクが仕上がってきて、ドレスを着た姿をみた瞬間、涙が出てきてしまったお祖母様。
「年とってから涙もろくなったからねえ」
「韓国ドラマでも簡単に泣いちゃうからねえ」
なんて話していましたが、やっとウェディングドレスを着る事が出来たんです。それは、感動しちゃいますよね。
にぎやかな1時間半のお支度を終えて、ようやく撮影にスタートする事になりました。
ご自宅と違って、大きくてふっかふかの、トランポリンのようなベッドに娘ちゃん達が楽しんでいて、中々出発の説得するのに時間がかかりましたｗ
今回東京駅を撮影スポットとして選ばれたのは、ご主人の勤め先がすぐ近く、明治安田生命ビルだからという事がありました。
明治生命館は重要文化財にも指定されていて、約100年の歴史をゆうする建物。そのため、仕事帰りには東京駅はもちろん、彼の仕事場にもいつも花嫁さんが写真を撮っていたのを見て、自分達の写真もここで撮って貰うの、良いかもという事になったそうです♪
東京駅前で両家ご両親と集合。
まずは定番の、東京駅の駅舎を背景にした写真からスタートです。
東京駅と言えば日が沈んだ後、黄色いライトに照らされたちょっとクラシカルで、幻想的な雰囲気が一番人気の時間帯ではありますが、やっぱり混み合います。いつも通勤でこの辺を歩いていたパパもそのことはご存じ。
ということで、もう少し行幸通りが落ち着いている15時頃から撮影する事に。 夜のロマンチックな感じとは違いますが、ポップな雰囲気も良いと思います。
新丸ビルも背景にしてみて
行幸通りでの写真は東京駅の駅舎を背景に！ というのが定番ではありますが、実は周辺にある高層ビルも素敵。
Kitte のビルもちょっとクラシカルな雰囲気がありますし、新丸ビルは大都会って感じが良いかも。 そんな所を背景に、皆さんでキャラバンしてみました。
東京駅を背景に家族写真
次は、東京駅を背景に、親子や、パパのご両親も入れての3世代記念写真を撮りました。
そうそう、現在の東京駅の駅舎は元々 1914年、今から100年ほど前に完成した物。最初はドイツ人の鉄道技師がデザインを作っていたそうですが、彼の草案が和風の建物だったのがちょっと違うなとなり、辰野金吾という設計者が後から呼ばれました。
近代化が進みつつあった日本なので、西洋に並び、追い越せという気風があった時代。 ドイツ人と日本人で正反対のデザイン案だったのが面白いですね。
バレーを3歳頃からずっと習っているお姉ちゃん。
丸の内メインストリートにたどり着いた所で、彼女のお得意ジャンプの写真を撮ってあげる事になりました♪ それにしても、凄いジャンプ力です。
娘ちゃんだけでの華やか写真をとったり、親子写真を撮り終えた所で、ウェディングフォトの第1幕は終了。
娘ちゃん達は祖父母の皆さんに連れられて先にご帰宅。
ここからはご夫婦だけでのカップルタイムとなりました。
東京駅のほうに戻って少し二人だけでの写真を撮ってから...
ここでパパはネクタイをチェンジ。
ママはベールを外してヘアセットをもう一度整えるお色直しに。
東京駅でのウェディングフォトでも人気スポットのひとつ、元宮城和田倉門守衛所にやってきました。
昔はこの辺が皇居の入り口だったため、皇居を見張る兵隊の詰め所として作られた小さな建物。 この日も他の花嫁さんを撮るカメラマンがいたのですが、10分以上経っても次に待っている私達にスポットを譲ってくれないので、お堀を背景に撮る事にしました。
でも、塀にに座ってもらうと、ママが着ていてパンツスーツが思いのほか、マッチングしました。 スカートのウェディングドレスだと、ちょっとこの雰囲気は出せませんよね。
英語と日本語、フランス語とドイツ語を仕事をしているカッコイイママならではの雰囲気が、このスポットで一番残せたと思います。
丸の内での最後の撮影スポット、明治生命館のビルに到着しました。 最初のほうでもご紹介しましたように、ここはパパの仕事場でもある場所。
建物の中もとってもレトロで素敵なので、撮影ではなく、普通にお散歩で丸の内に訪れた際、是非チェックしてみてくださいね。
お二人のご自宅の近くであり、時々飲みに行ったりもする場所、神楽坂
リトルパリスと実は呼ばれているみたい。
石畳の細い路地や坂道、階段などが多数ある風景が、パリのモンマルトルに似ているからだとか...
6000人ものフランス人がこのエリアに住んでいるそうです。
すっかりと夜の雰囲気になったこの場所で、最後に少し写真を撮ってこの日の撮影は終了となりました。
長い一日、お疲れ様でした。
そして、これからもお幸せに！
いががでしたでしょうか？
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